誰が何と言おうとスプリングコートのスニーカーを推したい

こんにちは、今日は趣味に走ります。
スニーカー人気が熱い昨今ですが、皆さんもきっと推しメンならぬ推しスニーカー、推しスニがあると思います。
ローテクスニーカーの中でも、キャンバスを使用したごくシンプルなスニーカーといえば、アメリカのコンバース、イタリアのスペルガ、そしてフランスのスプリングコート・・・
中でも私が推したいのはスプリングコート!

スプリングコートの魅力

何と言っても、合わせるアイテムを選ばない「ザ・シンプル」な見た目!
宇宙人が地球にやってきて「この星のスニーカーというものは何か」と問われたら、まず間違いなくスプリングコートを差し出します。

知名度的にはコンバース、世界で一番販売数が多い・・・とかいう選考基準になるとまた違った結論になるかもしれませんが。
だって・・・愛、ですもの。きっと宇宙人だって納得してくれると思います。

そんな一方的な偏愛にまみれたスプリングコートの特徴といえば、インソールが分厚く、簡単に取り外しができます。
「取り外しがきくインソール」でおなじみのトリッペンと同じような感じで外せます。

通称ミントソール、その名の通りミントの香りがついており、(若干の)消臭効果も期待できます。
厚めのソールには通気性を高める為の空気穴が開いており、さらに消臭・・・笑

インソールが外せるので、そのまま洗濯機にドボンとぶっこんで洗うことも可能です。
簡単にメンテナンスができるということは、、、そう、消臭も期待できますね!

どんだけ消臭なんだよスプリングコート!もう!好き!愛してる!

そしてソールが厚いので、クッション性が高い!
ローテクスニーカーは一通り試した私ですが、スプリングコートが一番足が疲れにくいです。

「あなたが仕事中にスプリングコートを履いたならば、きっと他のシューズには見向きもしなくなるだろう」

誰の言葉でしょうか。

私です。

一日歩いても、足の疲労感が全く違います。
これぞテニスシューズといったものなのでしょうか。

その有能ぷっりたら、もうすごい。履いてすぐ下駄箱を断捨離しました。
いや、せざるを得なかったです。
もう●●●●とか、履いていられない!レザーのレースアップシューズもいらない!パンプスは一応取っておく!(冠婚葬祭用)
そんなブッダも真っ青になりそうな極端な断捨離に走るくらい、私にとっては衝撃的なシューズでした。

モデルG1とG2の違い

そんなスプリングコートですが、やっぱり本命はG2(G1と言いたいところですが、、、)
今日はそのG2classic、キャンバススニーカーのお話を。

まずは、G1とG2の基本的な違いです。

元々はG1とG2というモデルを販売していたのですが、現在はG2のみの生産となっております。
・・・ということで、G1は廃盤なんですね~なぜでしょうね~。。

スプリングコートのG1スニーカー

廃盤になったG1さん。

G2よりG1の方がシャープな印象ですが、表側、見た目での見分け方は、つま先のラバーのつき方。

G2
スプリングコートのG2スニーカーのつま先部分

G1
スプリングコートのG1スニーカーのつま先部分

G1の方がカバーしている部分が広いんですね。ラバーのカバーしている部分が。
よく見るとトゥのラバーの感じも違いますが、まぁ些細なものよ。

製造国による違い

そんな現行のG2ですが、ここ何年かで変化しております。

スプリングコートのG2スニーカーの生産国による違い比較画像

同じG2clasiccですが、左はスペイン製、右はインドネシア製です。

簡単にまとめると

1.ヴァルカナイズ製法→セメント製法へ
2.生産国がスペイン→インドネシアへ
3.タンのデザインがチェンジ

現在はアジア生産なのですが、昔のスプリングコートはスペイン製でした。
もっと前はタイ製!(ここまでしか手持ちのものでは確認できませんでした。。)

ざっくりとした1.の見分け方は、例のインソールを外すと、絵が書いてあるんですね。

以前のスプリングコートですと、ラバー製の底になっておりました。
比較の写真を撮りたかったのですが、あまりにも汚・・・いえ、使いこんでしまっていたので断念。

その他の特徴で言いますと、なんだかサイズ感が大きくなった!

スプリングコートのスニーカーの大きさを比較した画像

たまたまなのか、私が通販で買ったのがいけないのか、同じ39サイズでもこんなに違うんですよ!

左、右、真ん中という順に購入しました。
もうガッバガバ、マウナケアなどの厚い靴下と合わせればまだイケるものの、ファルケと合わせたらツッルツル!

そしてシューレースが無駄に長い!
キツく絞めているわけではないのに、長い!床についちゃうよ!特にカーキ、おまえだ!

タンの部分にも微妙な違いが・・・

そして何よりも残念だったのが、タンの部分のトリコロール・・・
前のモデルだと、タンの上の方にちょこんとフランス国旗が見えて、ダサかわと言ったら失礼かもなのですが、その飾らない、なんというかストイックな感じを覚える佇まいがたまらなかったのに、現行は・・・

昔のタンです。トリコロールが効いていますね!
スプリングコートの白いスニーカーのタン部分

履いても見えへんやんけトリコロール!
スプリングコートのカーキのスニーカーのタン部分

コレジャナイ感がすごいんですよね。そして無駄にシャープ()なロゴ。
ロゴだけシャープにしてどないするねん。

届いた時に取り違えでもおきたのかと思いましたよ。

残念というか、、、もう、すごい言葉で罵りたくなるモデルチェンジ。
これはもうマイナーチェンジではない!モデルチェンジだチクショー!

正直、製法がチープになったとか、それ故要でもあるクッション性が悪くなったとか、頑丈さが減ったとか間延びした印象になったとか、
ヒモが長くなったとか・・・

色々あるよ、あるよね、、仕方ないよね、時代の流れだし。
またパンチングレザーのハイカットとか出さないかなぁとかね、あるよ、あるんだよ、、、

納得できないことを、許せないことを消化するのが世の常です。
それが大人ですし、社会生活を送る上でもきっと大事。
サル山のサルだって、理不尽なことがあるよね。

でも、このタンの変更だけは、許すまじ!

旧製法を引き継いだツイルタイプもございますが、そちらもタンは別物!

それはそれで良いものでしょうが、プレーンなG2(G1)大好きっ子としては、それを買うならもうスプリングムーヴとかで良いよ・・・という気持ちになります。

それでもやっぱりスプリングコートが一番

さてさて、ここまでこき下してしまいましたが、愛ゆえに!全て愛ゆえにの思いなんですよ。

色々と変更があったスプリングコートに愕然とした私は、ひたすら以前のモデルの物を探しました。
でもやはり見つからず、出てくるのは姿かたちが変わってしまったかつてのラヴァーズ。

もう過去のラヴァーズ(スプリングコート)に拘らず、色々なスニーカーを試してみようと
アバズレのように様々なスニーカーと寝ましたよ。
この辺りで名前など挙げちゃうと、本当に各所から批判を受けそうなので避けますが、
試した結果、やっぱり私のディスティニーはスプリングコートでした。

フィット感、クッション性、そして見た目・・・
旧タイプの方が好みだったのは間違いないですが、それでも愛してしまいます。

人ごみに流されて変わっていくスプリングコート・・・
変わっていくあなたをときどき叱る、私はスプリングコートにとってユーミンだったんですね。

製法を戻せとは言わない、タンだけ直すかどこか別注でもかけてくれ!絶対買うよ!

キッティならスプリングコートも高価買取です

そんなスプリングコート、買取相場はそんなに高くありません。ぶっちゃけ。

G2は今や定価10000円弱、知名度も有名どこと比べると微妙ですし、有名人が履いて人気沸騰!ということもない・・・。
(ジョンレノンが履いたり、セルジュゲンズブールが履いたりはしていますが、故人ですしね)

アーティストの方などが愛用していたりはしますが、いかんせん今一歩なスプリングコート。
好きな方は、好きなんですけどね・・。

定価の1割を超えれば良いと言われている買取価格ですが、ほとんどのお店がその位か、満たないくらいなのではないでしょうか。
※もちろん使用感やモデルによって大きく異なります。

ただ、スプリングコート、好きなんです。
いいじゃん、スプリングコート!履こうよスプリングコート!

どこよりも査定額を高く出す自信があります。
知名度はそこそこでも、やはり良い!
(G1の38か39サイズで、未使用品があったら・・・眼に物を見せることをお約束します・・・そう、個人的な理由で!)

スプリングコートをお持ちの方、手放す時は是非キッティにお任せください。

愛と勇気を持ってお買取させていただきます。